PILGRIM SURF+SUPPLY

ピルグリム サーフ+サプライを着る、
女性たち。

ピルグリム サーフ+サプライを着る、女性たち。

VOL.4

The essential elements of Pilgrim Surf+Supply, as told by friends

ブランドと繋がりのある5人が語る魅力とは。

WOMEN WITH PILGRIM SURF+SUPPLY

<ピルグリム サーフ+サプライ>が日本に上陸して以来、
ブランドやショップと一緒に進んできてくれた人、
ショップ同士のご近所付き合いがある人、
オフの時間や趣味も共有出来る人。
縁があってこのブランドのコミュニティに
参加してくれている
5人の女性が、2021年秋冬コレクションを
それぞれの場所で自然体で着こなし、
リアルな声でその魅力を語ってくれました。

  • モデル

    安藤潤美

    とピルグリム サーフ+サプライ

    東京で仕事の日も、
    長野でキャンプの日もなじむ

    今、ファッションモデルとして多くの雑誌やブランドのキャンペーンビジュアルに登場する、安藤潤美さん。<ピルグリム サーフ+サプライ>の21年秋冬シーズンルックにも登場している。どんな洋服もメイクも華麗に着こなすスタイリッシュな姿とは裏腹に?生活の拠点を長野の松本に置き、田舎暮らしやキャンプを楽しみ、今は自給自足の生活にも興味を持っている。撮影時にも自宅の前に広がる自然風景を愛おしそうに携帯で見せてくれた。「松本には縁もゆかりもなかったのですが、壮大な山々に一目惚れしちゃって。同世代の移住者も多く、一緒にキャンプに行って旬のものを食べたりして、とても楽しいです。東京でのモデルの仕事ももちろん、大好きです。どちらも大切で、異なる刺激をもらっているのかもしれません。」

    職業柄、いち早く<ピルグリム サーフ+サプライ>の最新コレクションを身に纏った安藤さんが考える、ブランドの魅力とは?

    「東京で仕事に向かう日も、長野でキャンプへ出かける日も同じように着られること。着心地がよいこと。サステナビリティに配慮されたアイテムも多く、買い物する時に選択肢があること。もともと、ボーイッシュでカジュアルなテイストが好きなので、お仕事でモデルとして着用したとしても、日常で着たいものとリンクしていると感じます。ロゴ入りスウェットに合わせた柄のパンツは、撮影で一目惚れしたお気に入りの一枚です。」

    安藤潤美Instagram

    <ピルグリム サーフ+サプライ>をはじめ、多くのブランドのキャンペーンやカタログ、幅広いテイストのファッション雑誌に登場する人気モデル。

  • WOMEN WITH PILGRIM SURF+SUPPLY

    スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ
    バリスタ

    荒木絵里香

    とピルグリム サーフ+サプライ

    ライフスタイルを感じられる
    京都店のムードが好き。

    「ピルグリム サーフ+サプライ 京都」と隣接する、「エースホテル 京都」の中にあるStumptown Coffee Roastersは、アメリカはポートランドから日本初上陸した話題のコーヒーショップ。昨年の立ち上げからバリスタとして働く荒木絵里香さんは「ピルグリム サーフ+サプライ 京都」のスタッフとも気心知れた仲。「朝、コーヒーを手渡しながら、いろんな人たちとちょっとした会話できるのが楽しいです。レストランよりももう一歩お客さんとの距離が近いところ、ライフスタイルに溶け込めるところがこの仕事の魅力。「エースホテル 京都」という場所柄、“旅とコーヒー”の心地よい関係性も発見できました。<ピルグリム サーフ+サプライ>も同じですよね、アパレルだけれど洋服が置いてあるだけではない。雑貨やキャンプ用品が置いてあったりと、ライフスタイル感が滲み出ています。スタッフの心地よい対応も相まって、ふらっと立ち寄りやすいです。」

    「ピルグリム サーフ+サプライ 京都」の入るビル、新風館で働くスタッフ同士は仲が良く、一緒にサーフィンに行くこともあるとか。密かにブームになっているのがショップで取り扱っている<APOTHEKE>のイノセンススティックで、荒木さんも愛用中。

    「あまりにいい香りで気分もリフレッシュできるから、数種類揃えています。休日はやっと存分におしゃれして出かけたい気分ですよね。洋服は今日着た、フォルムの可愛いコートやシャツワンピースのように少しだけ女性らしさが出せるアイテムを好んで着ています。」

    荒木絵里香Instagram

    Stumptown Coffee Roastersバリスタ。「エースホテル 京都」の開業から、現職。バリスタ歴は8年半。休日はサーフィンに出かけるなど、アクティブ派。

  • WOMEN WITH PILGRIM SURF+SUPPLY

    フラワーアーティスト

    宇田陽子

    とピルグリム サーフ+サプライ

    身も心も成熟した
    大人の女性に似合う服。

    閑静な南青山の街に小さな隠れ家のようにひっそりと佇む花屋、「logi plants&flowers」のフラワーアーティストとして働いている宇田陽子さん。空間ディスプレイ、広告撮影、CMなどの装花を幅広く手掛けている。「ピルグリム サーフ+サプライ」のクリスマス・正月の装花や、店内にてワークショップも開催。「個々の花を組み合わせることにより、常に新しいものが無限に生み出せるところがこの仕事の醍醐味です。もともとは被服の学校に通っていたり、そもそもバリバリ働くつもりすらなかったのに、気がつけば夢中でやっています。」

    仕事中は、パンツとスニーカーというカジュアルなアイテムが多いとか。それでも個性の光るヘアカットやアイテムの選定から、日頃からハイセンスなおしゃれを楽しんでいることが見て取れる。

    「私の中で、<ピルグリム サーフ+サプライ>のお洋服が似合う人は、年を重ねても体型をキープして、知的で、丁寧に暮らしている大人の女性だと思う。身も心もある程度成熟するとともにどんどん似合うようになるのかな。さらりと着こなしている女性に憧れていたんです。仕事と子育てで忙しくはあるのですが、実はここ1年で懸命に筋トレに励み、私も体を絞りました。そうするとやっぱり思っていた通り、以前よりもっと似合うようになった気がしてとても嬉しいです。」

    宇田陽子 OFFICIAL WEBSITE

    04年に独立しフラワーコーディネーターして活動。06年西麻布にconcept shop「plans&flowers」をOPEN、その後09年 表参道に「logi plants&flowers」をOPEN。花そのものの強さと、時にはその毒々しさもストレートに表現するクリエイターとして引く手数多の存在。

  • WOMEN WITH PILGRIM SURF+SUPPLY

    イトスイム

    風間アリス&万歳真紗代

    とピルグリム サーフ+サプライ

    “海と街をつなぐ”をコンセプトに掲げるスイムウェアブランド<eit swim>のデザイナー、風間さんと万歳さんには、ホームグラウンドである海で話を聞いた。季節を問わず、店舗に水着がある<ピルグリム サーフ+サプライ>にとって、<eit swim>は馴染みの深いアイテム。「生意気かもしれないけれど(笑)信念を持って作っているから、親和性のあるショップに置きたいと思っていました。<ピルグリム サーフ+サプライ>は、ナチュラルで洗練されているブランドというイメージ。オリジナルアイテムも、店頭に並ぶセレクトアイテムも、サーフィンやアウトドアシーンと街、境界線なく着られるものばかりです。同じ方向を向いているショップに置いていただけること、私たちも嬉しく思っています。」

    サステナビリティへの取り組みは、自然に囲まれた暮らしの中で日常に根付いているから、あえて声高々には発信してはいない。「海沿いで暮らしを営み、サーフィンをする中では環境に配慮するのが当たり前になっているから。エコ素材を使用したり、長く使えるよう丈夫で、タイムレスなデザインを心がけています。」そんな姿勢もまた、<ピルグリム サーフ+サプライ>に通ずるものがある。

    「ただアイテムを提供するだけではなく、水着と古着のコーディネートを提案してみたり、“ボディポジティブ”の精神で水着が着られるようトレーニング法をブログで紹介したり。これからも私たちらしい展開を続けていきたいです。」

    eit swimInstagram

    “The City and The Sea”がコンセプトの日本ブランド。サーファーでもあるデザイナーたちが自分たちの理想・想いを形にしたアイテムは、エコファブリックだけではなく、日本人の体型を考慮したラインなど随所にこだわりがある。

WOMEN WITH PILGRIM SURF+SUPPLY

編集者・渡部かおりの買い物体験記 Vol.2

念願の京都店へ行ってきた。

緊急事態宣言も解除されたので新幹線に乗り、「ピルグリム サーフ+サプライ 京都」へ行ってきた。10月中旬の週末、他の取材も兼ねていたが、せっかくなので前日入りし隣接する「エースホテル 京都」に宿泊。実に久しぶりである“旅先でのお買い物”をじっくりと楽しむことにした。「ピルグリム サーフ+サプライ 京都」は元京都中央電話局の複合商業施設、新風館の中にある。ランドマーク的存在である煉瓦造りの建物で、2020年6月にリニューアル。<ピルグリム サーフ+サプライ>もそのタイミングで仲間入りした。

夕方遅くに京都駅着。そのまま鳥丸線に乗り換えれば、鳥丸御池駅直通の新風館はあっという間。京都らしく落ち着いたブラウン基調の中庭を抜けると、1番奥のスペースに「ピルグリム サーフ+サプライ 京都」を発見した。それを横目に、まずは「エースホテル 京都」へチェックイン。荷物を置き、お財布と携帯だけをポシェットに入れ替えて、さっそくショップへ。

その土地ならではのローカリティを大切にした店作りとは聞いていたが、落ち着きのある新風館という場所にあまりに馴染みすぎていやしないか……。やわらかく広がる間接照明の光、開放的なコンクリートむき出しの天井、ゆったりしたラックや棚の配置、レジに置かれたレコードプレイヤー。もちろんれっきとしたアパレルショップなのだが、新風館という場所に自然と溶け込んでいるからか、まるで「エースホテル 京都」の自分の部屋から繋がっているかのようだ。なんだろう、この旅先特有の“アウェイ感”がなく、ほっとする空間は。私は嬉しくなって、店内をゆっくりと見て回った。

私のワクワクした気持ちを邪魔せぬように、でも気にかけてくれているショップスタッフの気配を感じる。「かわいいですよね、私も大好きなんです、よかったらゆっくり、ゆっくり見ていってください」という気配を感じる。この絶妙で信頼できる間合いと距離感は、渋谷店のそれと同じだ。以前から気になっていたスクエアネックのカットソーを手に取り、他に何色があるのかなと頭の中で思ったタイミングで「ブルーの他にグリーンとベージュもありますよ」とスタッフのリンさんがそっと話しかけてくれた。プロ!「これからの季節にインナー使いするならSで大丈夫です」、「そのワンピース、私も色違いを持っていますけど、かなり使えます。合わせやすさで選ぶなら黒かな。」「試着はMをご希望でしたけど、これは小さめに作られているし、オーバーサイズで着たいならLがお勧めです。」的確で親切で、そして嘘のない接客が本当に心地よい。縁あっておしゃべりすることになった、この時間が愛おしい。時節柄、ネットショッピングが続いていたから、なおさらリアル店舗での買い物が楽しく感じた。

今回購入したのは、Vol.3でバイヤーのMARIさんが着ていていいなと思っていたラップドレスと、ブルーのボーダーカットソー、パタゴニアのボアジャケット。久しぶりかつ満足のいく散財だ!薄紙を巻いてもらうだけの簡素な包装にとどめて、そのままホテルの部屋まで持ち帰る。それもまた、旅の醍醐味のようで嬉しかった。余談ではあるが、私とリンさんがきゃっきゃと楽しそうに話していたのを覚えてくれていたのだろう、2時間後に偶然、新風館内で別の男性スタッフとすれ違ったときに、そっと会釈をしてくれたこともほっこりと温かいエピソードのひとつとして心に残っている。

次の日、さっそく買ったばかりのワンピースを着てショップを覗いたら、リンさんも色違いの同じアイテムを着ていて、ニコニコと手を振ってくれた。生まれも育ちも年齢も全然違う。客観的には、昨日会ったばかりの単なる店員と客というだけの関係性だ。しかし、我々2人の間には「私たち仲間だよね、同じ価値観を持って生きているんだよね。」という空気感が漂っていたと思う。それはどんなブランドにもできることではない。しっかりとライフスタイルと地続きである<ピルグリム サーフ+サプライ>だからこそ。そんなことを思いながら、買ったばかりの真新しい洋服に身をまとい、新幹線に飛び乗った。京都店の皆さん、ありがとう、必ずまた買い物しに行きます!

渡部かおりInstagram

編集者、ライター。編集プロダクション「FW」主宰。GINZA、ハーパーズバザー、ELLEのデジタルで連載中。女性ファッション雑誌や広告、企業のオウンドメディアなど様々な媒体で企画とビジュアル作り、執筆までを担う。